幌平山 (718m) (道央)  2004.12.31(金)  曇り



12.31(金)
イチャンコッペ山登山口 0910
幌平山山頂 1010
幌平山山頂 1040
イチャンコッペ山登山口 1110
2004年の登り収めとして、支笏湖の北西に位置し、恵庭岳の展望台でもある、幌平山を訪れました。

天候は曇り空、晴れて美しい支笏湖ブルーに映える恵庭岳や風不死岳、樽前山の姿を期待してのスノーハイキングです。

今年は体調不良気味で余り山に行けなかったカミさんも今日は元気に参加です。

支笏湖に向かう森の中には、蝦夷鹿達が数多く群れていて、木の芽などを食べていました。小鹿を交えた群はとても可愛いのですが、昨年も木の皮を食べて森の被害は予想以上だったとか、上手い共存の方法があれば良いのですが・・・。

イチャンコッペ山の登山口に着くと、一人の青年がスキーで出発する所でした。
私達も用意を整え、後に続きます。足回りは長靴にスノーシューです。

イチャンコッペ山の取り付きはかなりの急坂です。この数日雪は降らなかったらしくしっかりしたトレースが着いていました。
スノーシューの爪をしっかり立てて、急坂をゆっくり登って行きます。

山スキーの先行者は急坂に苦労しているようで、間も無く追い付きました。
おじさん、おばさんに追い抜かれては、プライドが傷つくだろうと一休み。
でも青年は焦ったのでしょうか、スキーを脱いでツボアシで登り始めたのですが、今度はズボズボ嵌まって苦戦しています。

イチャンコッペ山へトラバースしていく付近で、踏み跡から外れ、幌平山へ直登していきます。
ここまで来ると、少し上には山頂部の稜線に小さな雪庇が出来ているのが確認出来ます。イチャンコッペ山寄りにトラバース気味に登り、雪庇の小さい段差の少ない所から強引に稜線に這い登ります。

天気は期待通りには回復しませんが、稜線からはイチャンコッペ山から紋別岳に続く稜線と支笏湖を見渡すことが出来ました。


煙る紋別岳とモラップ山

やや狭い稜線をゆっくり登って行くと、恵庭岳の岩峰が行く手に見えてきました。
「晴れて、晴れろ!」と声援を送りながら、山頂を目指します。


行く手に恵庭岳の山頂岩峰が見えてきた。

間も無く幌平山の山頂に到着です。
天候は今一ですが、誰も居ない静かな山頂です。


恵庭岳をバックに

恵庭岳の山頂付近は願いが通じて、晴れてきましたが、その他はしっかり曇っています。

イチャンコッペ山や紋別岳は雪が舞っているようです。


幌平山山頂、紅茶を沸かしましょうか。

汗をかかないよう、ゆっくり登ってきたつもりでしたが、帽子を取ると髪の毛が凍りついています。
冷えないようにフリースを着込んで、お湯を沸かして暖をとりました。

以前きた時は、ウサギの足跡が多かった印象があるのですが、今回は全く見当たりません。のんびり紅茶を飲んでいると、エゾリスがこちらを伺うようにしながら、すぐ側を走り抜けていきました。


雲に覆われた支笏湖と風不死岳

期待していた、支笏湖ブルーに映える山々の展望は望み薄です。


紋別岳に続く、支笏カルデラ壁

紅茶とお菓子でお腹を満たし、天気が良ければ行くつもりだった、イチャンコッペ山も諦め、下山することに。

帰路は新雪の適当な所を尻滑りで楽しみながら、降りてきました。
とても人様が見ている前では出来ない芸当でした。


行くわよ〜!


気持ち良かった〜!

2004年の登り収めは地元でのお手軽スノーハイキングで締めました。
今年もお陰様で元気に色々な山に、多くの人達と楽しむことが出来ました。

密かに今年の目標としていた、「カールで夢を」をも実現することが出来ました。
そして思っても見なかった、素晴らしい沢にも行くことが出来ました。
新たな感動、感激を沢山得ることが出来ました。
感謝・感謝の一年だったと思います。

来年も可能な限り、色々な山々を訪れ、楽しみ、感動したいと思っています。
皆さん、どうぞ宜しくお願いします。

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