雪山の花々   2005.5.15(日)〜17(火)



雪山を3日間歩いただけですので、断定的な事は申し上げられませんが、この山は登山の対象としてはこの上なく面白い山だと思います、ですが花の山と言えるほど花の種類は多くないのではないでしょうか。

今回歩いて見かけた花々を概ね高度帯別に紹介していきましょう。

1.森林限界から上(3500m以上)

概ねカール底から上の地帯で、背の低い矮性化したシャクナゲが主でした。
量的にはかなり多く、6月ごろはカール付近はシャクナゲの花で覆い尽くされるようになるのではないでしょうか。


この時期ほとんどが、まだ咲いていなかった

2.3000m〜3500m

概ね器坡から黒森林の間であり、背の高いシャクナゲ、背の低いシャクナゲ、カタバミの仲間、タチツボスミレの仲間、ミヤマスミレの仲間などが咲いていました。
また蕾を付けているサクラソウの仲間が散見されました。
この地域でもシャクナゲの密度はかなり高く5月中旬が丁度見頃の時季でした。


シャクナゲ、大きいものは高さ3m程になっていた

タチツボスミレの仲間

カタバミの仲間

ミヤマスミレの仲間

背の低いシャクナゲ

3.2200m〜3000m

登山口から器坡までの間の地域で概ね樹林帯の中に咲いていたものです。
イチゴやリンドウの仲間が多く咲いていました。
アオノツガザクラに似た花がありましたが、撮影出来ませんでした。
また私には判別出来ないものが2種類ありました。
量的にはミツバツツジの仲間が多く、登山道の両側に絶える事無く咲いていました。
また数は少なかったのですが、ギンランと思われる花を見つける事が出来ました。
登山口付近にはタカネニガナの仲間と思われる花が沢山咲いていました。


リンドウの仲間

イチゴの仲間

判別出来なかった、ツル性の花  

判別出来なかった花

ミツバツツジの仲間

ギンランの仲間

イチゴの仲間

4.松の仲間

雪山の上部概ね3000m以上には台湾圓柏など独特の針葉樹が数多く見られました。その幾つかを御紹介します。


3500m付近の台湾圓柏

これも台湾圓柏


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