雪山 (3886m) (台湾)  2005.5.14〜19  



2005.5.14(土)〜19(木)の間、台湾第二の高峰である「雪山」(3886m)に行って来ました。
私にとって初めての海外登山です。

実は私、台湾に富士山より高い山がある事も知りませんでした。
大学のワンゲルOB会から、定年退職OBの有志で創部50年の記念登山として「雪山」に行こうと思うがどうだと言う連絡を受け調べたみたら、何と3000m級の山が130座を越えているのです。

喜んで参加を表明し、台湾の山について情報を交換しながら調べましたので、まず概要を紹介しておきましょう。

台湾は九州と概ね同じぐらいの大きさで、島の西側には平野があるのですが、その他は山地と考えて間違いないようです。
台湾には五つの山脈が走っていて一番大きいのが南北を貫く「中央山脈」、中央山脈の北部西側に「雪山山脈」、中央山脈の中南部西側に台湾最高峰の玉山のある「玉山山脈」、その西側に「阿里山山脈」、台湾南東部に「海岸山脈」が走っています。

130を越える3000m級の山々のうち、五大名山として人気の高い山は
  1.玉山(3952m)   玉山山脈
  2.雪山(3886m)   雪山山脈
  3.南湖大山(3740m) 中央山脈
  4.大覇尖山(3505m) 雪山山脈
  5.北大武山(3090m) 中央山脈 の五山だそうです。

今回私達が訪れる「雪山山脈」だけでも、51座が3000mを越えていて、その主峰である雪山は台湾第2の高峰となります。

その模様は衛星写真で見ると険しい山並みが綿々と列なっているのが良く分かると思います。


台湾中北部の衛星写真、右上が北

今回母校のワンゲル創部50周年記念登山には私を含めて6名のOBが参加することになりました。
一番の先輩は私の9年先輩で物静かに冷静な判断をされる69歳のKUさん、5年先輩で私が現役時代から大変お世話になり長い間海外を股に掛け活躍されグルメ狂のTBさん、私、1年後輩でワンゲルOB会長で今回の登山隊長をも務める黒髪自慢のFJさん、3年後輩で今回の登山の企画調整役で中国語に堪能なKMさん、同じく3年後輩で私と同様御夫婦で山歩きを趣味としていて最近は岩もやっているIWさんの6名です。

概略の行動計画は次の通りと決まりました。

日時 行動予定
5.14(土) 成田集合→台北
5.15(日)
登山第1日目
台北→武陵登山口(2200m)→七カ(シカ)山荘(2463m)→雪山東峰(3201m)→三六九山荘(3100m)
5.16(月)
登山第2日目
三六九山荘(3100m)→雪山(3886m)→翠池(3520m)→雪山→三六九山荘 
5.17(火)
登山第3日目
三六九山荘→七カ(シカ)山荘→武陵登山口→台北
5.18(水) 予備日(市内観光)
5.19(木) 台北→成田

私達の予定ルートは次の通りです。


青色の線は私達の歩いたルート
予定では晴天なら雪山から翠池まで行く予定であった

5.14(土)12:00に成田のC'K INカウンターに細部調整の為前日から先行しているKMさんを除いた5人が集合、久々の元気な顔が揃いました。

約3時間のフライトで台北国際空港(中正国際空港)に着くと、KMさんが出迎えにきていました。
でも何だか顔が緊張しているようです。彼が手に持っていた新聞「中国時報」の5.14朝刊を見てビックリです。


中国時報5.14日朝刊トップ記事

中国時報5.14日朝刊詳細記事

台湾中南部で大雨の為災害が発生、中でも山岳地域で登山者約1000人が取り残され、死者も出ているとか、登山どころの状況では無いようです。
KMさんがガイドと話した所、状況は良くないが雪山地区は大した事は無いらしいので取り合えず予定通り出発して判断するとの事。
ここまで来てジタバタしても仕方がないので、運を天に任せホテルへ移動しました。

夕食は記念登山の成功を祈念して、KMさんが探してくれた台湾料理の隠れ名店「九番坑」と言う店へ。
店主が私達が「雪山」へ行くと聞いて、メニューに乗っていない裏の料理まで何品も作って激励してくれ大変美味しく頂く事が出来ました。

以下のページの構成は次の通りです。

登山第1日目 台北→登山口→三六九山荘
登山第2日目 三六九山荘→雪山→三六九山荘
登山第3日目 三六九山荘→登山口→台北
雪山の花々 行動中見かけた花々
おまけ 今回の台湾訪問で感じた事など雑感

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