ホロホロ山 (1322m) (道央)   2006.2.11(土)  曇り、吹雪



2.11(土)
大滝村工芸館 0855
C800m 1015
C1000m 1105
C1190m 1200
1215
C800m 1300
1320
工芸館 1410
私の住む千歳地方はこの2週間ほど毎日のように雪が降り、どんよりした冴えないお天気が続きました。
特に2月3〜4日は年に一度あるか無いかの大雪となり、千歳空港は全面閉鎖状態、所要で東京へ出掛ける予定だったカミさんは空港で缶詰め、私は一日中雪かきで二人とも疲れ切ったのでした。

建国記念日の2月11日は外に出てみると樽前山も良く見えていて久し振りに朝から良いお天気です。
急遽樽前山に登ろうと、カミさんにオニギリを作ってもらい出掛けることにしました。

樽前山の登山口に着くと、何と駐車帯は満車状態、数十人の人達が登山準備をしています。
どうしようか? しばらく思案です。

たしか、HYMLの仲間であるKTさん達がホロホロ山に行くと言っていたのを思い出し、御一緒出来たらとホロホロ山へ向かうことにしました。

登山口である大滝村の工芸館に着くと車三台が停っており、KTさん達はすでに出発したようです。
お天気は曇り空、晴れて素晴らしい展望と樹氷が待って居てくれることを信じて、急いで準備をし、後を追います。

工芸館の裏からしっかりしたトレースが付いています。
雪は足首くらい、軽い良い雪です。


時折青空も覗き、期待も膨らむ

しばらく行くと「雪崩れビーコン」が雪に埋もれています。
ビーコンが一人で雪に埋もれていては洒落にもなりませんが、先行のどなたかが落としたに違いありません。

緩やかな尾根の斜面に付けられたトレースを利用させてもらいながら、のんびり進んで行きます。
時々青空も覗くのですが、一気に晴れる感じではありません。時折小雪も舞ってきます。


見事な樹氷も曇り空で美しさも今一つ

歩き出して一時間半程、休憩中の二人の女性に追い付きました。
挨拶をするとHYML会員で何回か山行を御一緒したことのあるKZさんとお友達のBKさんでした。
「雪崩れビーコン」は彼女達のものだそうで、無事に引き渡します。
聞くとKTさん達は一時間半以上前に出発しているとのこと、追い付けそうにありませんが彼女達の前に出て進んで行きます。
風も強くなっているようで、樹林帯の木々が音を立ててざわめいています。
気温も低くなってきました。

標高1100mで樹氷を作っていた樹林帯が切れ、小さなダケカンバが散在する森林限界に達しました。
風が急に強くなり、雪も強くなってきて直ぐそこに見える筈のホロホロ山に続く稜線も見えません。


荒涼とした吹雪混じりの尾根

気温も低くパーカーを着ようとザックを下ろしていると、上からKTさん達が滑り降りてきました。
久し振りの御挨拶ですが、風と寒さで長話をしている場面ではありません。
彼らは一応1290mの岩場手前まで行ったそうですが、直ぐに引き返してきたそうです。

パーカーを着込み、風でトレースも吹き飛ばされた斜面を登って行きますが、風は益々強くなってきました。
これでは何も見えませんし、楽しむどころではありません。
「もういいや、今日はこれまでにしよう」標高をC'Kすると1200mです。
強風の中、シールを外しているとKZさん達が登ってきました。


KZさんとBKさん

彼女達もここまでにすると言って、滑走準備に入りました。

樹林帯に戻ると風は治まって「ホッ!」とする感じです。
でも安心するのは早すぎました。
なにせ私にとっては今回が、今シーズンの初スキー。
木々が混んでいる斜面ではぶち当たるのが怖くて、ビビりまくってしまいました。


下る途中から時々晴れ間が・・・

下る途中から時折晴れ間が見えるようになりました。
「誰のせいだ? 普段の行いの悪いのは俺か?」などと思いながら、日の光を浴びて美しく輝く樹氷や霧氷を楽しみます。


幻想的な樹氷がそこかしこに

そして標高750mの緩斜面まで降りてきた時、この日初めて徳舜瞥山の姿を見ることが出来ました。
何時見ても姿形の良い山容です。


姿を見せた徳舜瞥山

昨年まで私は冬の徳舜瞥山に連続してチャレンジしていますが、一昨年はガリガリ氷で昨年は強風で共に断念せざると得ませんでした。
徳舜瞥山やホロホロ山付近は独立峰に近い為か、冬は天候が厳しく穏やかな時が少ないような感じがします。
でも何回かチャレンジして行けば、機嫌の良い顔を見せてくれると信じてこれからも訪れてみたいと思います。


下山後、大滝村工芸館前で、KTさん、DPさん、KZさん、BKさん
GPSトラック
2005年春のホロホロ山へ

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