坊主山 (790m)林道散歩 (夕張)  2007.1.21(日) 晴れ後曇り



708mP(左)と坊主山

1.21(日)
道道ゲート 0950
坊主山林道入り口 1025
C580m地点 1230
1300
坊主山林道入り口 1400
道道ゲート 1425
穂別の坊主山は夕張岳や日高山脈を始め展望の良い山として名を馳せています。

昨日、支笏湖の幌平山を訪れ今日はゆっくりしようと思っていたのですが、あまりのお天気ぶりに心を動かされ坊主山からの大展望を期待してのこのこ出掛けてみました。

道道穂別・占冠線は冬季通行止め、富内から約5km程の所でゲートが閉められていました。
時間はすでに10時ですが、何とかなるだろうと道道を歩き始めます。


通行止めなのに何故か轍のある道道をテクテク歩く

しばらく歩くとページトップの写真のように道道から坊主山が見え、素晴らしいお天気と共に大展望の期待が高まります。

30分強で坊主山林道の入り口ここから500m位、車の轍が付いていて、さらに数百メートルはスキーのトレースがありました。
やはり積雪は少なく、林の中の笹は大部分が出ている状態。
仕方なく林道をそのまま歩いてC550P付近を目途に歩きます。


遠回りな林道を歩いていく

林道上の積雪は20〜30cm程ですが、やや重くジャブのように徐々に効いてくるようです。
林道には数こそ多くありませんが、鹿やウサギ、鼠の足跡が点々と付いていて楽しませてくれました。


一休み

途中尾根に取り着きやすそうな所から入ってみますが、締まっていない最中雪でズボズボ入ってしまい、再び林道を忠実に辿りました。

C500mを越える辺りから雲が広がり始め頭上は雲に覆われてしまいました。
一昨年の春訪れた時も晴天だったのに途中から雪が降り出し飛ばされるような強風でほうほうの体で逃げ帰った事を思い出してしまいました。

鹿の群れと出会ったりしながらC580mまでやって来ました。
すっかり曇った空に坊主山の三角錐が溶け込むように見えています。


この尾根を登っていくのだが・・・

この辺りから尾根に取り付かなくてはなりません。
足を踏み入れて数十メートルも進まない内に、笹の落とし穴に落ち腰まで潜ってしまいました。
やっとの事で這い出て、歩こうとするとまた落ちます。
ナニクソ!とさらに進もうとすると、後ろから「お父さん、ずう〜とこうなんじゃない? 止めましょう」の声。

「そうだな〜、お昼にでもして考えようか?」とすでにやる気喪失。
林道まで戻ってお昼にします。
「何だか、坊主山には嫌われているみたいだね」
などと文句を言いつつも暖かいものを食べて暖まると気持も穏やかになってくるようです。


何はともあれ、お腹を満たそう

「夕張岳や日高の匂いすら嗅げなかったのは残念だけど、また雪がしっかり締まってから三度目の正直にチャレンジしようよ」と、林道を引き返しました。

坊主山周辺は猟の盛んな場所らしく、林道入り口付近と道道ゲート付近でハンターの人に出会いました。
ハンター仲間と間違えられ「捕れたか?」と聞かれましたが、山登りを楽しんでいるのだというと呆れたような顔をされてしまいました。
冬の坊主山を訪れる時は、ハンターに容易に判別されるよう明るい派手な服装が大切なのかも知れません。

帰り道、途中で厚真ジンギスカンのお肉を買って、千歳の自宅付近まで戻ってくると、夕日を浴びピンク色に雪肌を輝かせる夕張岳の姿が凛々しくそびえ立っています。
「坊主山まで行かなくても、私はここに居るわよ」と言ってるようでした。

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