早月山 (629m) (道央)   2007.4.22(日) 晴れ・黄砂



4.22(日)
登山口 0930
小鳥の泉 1000
C500m地点 1015
早月山山頂 1050
1130
小鳥の泉 1145
登山口 1210
早月山は洞爺湖の直ぐ北東のだらかな丘陵地帯にある山で周囲は牧場地帯になっています。
洞爺湖を始め有珠山・昭和新山、羊蹄山、昆布岳、ルスツの山々などの景観に優れてること厳しい登りも無いことから青少年達の研修の場としても利用されているようです。

4月も下旬となり暖かい洞爺湖方面なら春の花が咲き始めているかもしれないと期待半分で早月山を訪れました。
お天気は良いのですが、空は白っぽく煙り見通しが利きません、黄砂なのでしょうか。

登山口へは洞爺湖北側の岩屋に向かいます。
この岩屋と言う地域はその名の通り岩や岩峰が多く、「岩屋観音」から山慣れた姿の人達が歩いているのを見てここが早月山へのルートかと思いましたが、実は奥にある岩峰で岩登りの訓練をする人達でした。

岩屋観音から西へ約2km、「岩屋」バス停から北東に延びる道に入り約800m。
最終人家付近に車を停め、ここから小さな小川を渡ると早月山登山口です。
洞爺湖周辺は殆どが私有地となっていますので、駐車する時迷惑を掛けないよう注意が必要だと思います。


早月山登山口

小さな沢沿いに付けられた登山道をのんびり歩きます。
久し振りの土の道、約半年間雪の上ばかり歩いてきたせいか足裏に伝わるゴツゴツとした感触が新鮮です。

研修で使われるせいでしょう、「鹿の踊り場」「苦労坂」などと書かれた大きな看板が取り付けられています。


こんな看板が何ヶ所も付けられている

花を探しながらゆっくり歩きますが、スミレなどの葉が出始めているぐらいで花は見当たりません。
標高300mから400mまで雪解け水が道を濡らしていました。
早くも鴬がさえずっています。


折角の見晴らし台も黄砂で「中の島」がやっと・・・

「小鳥の泉」という湧き水のある場所付近から雪が出始めました。
小さな沢を渡ってしばらく行くと標高500m付近で林道と思われる道に出合い、これを辿りました。
本来の登山道はこの林道に沿ってあるのではと思います。
周囲はなだらかな丘陵風景になり始めました。


牧歌的な風景となってくる

山の方向は明瞭なので適時林道をショートカットして歩いていくと「パノラマ高原」という6合目の表示看板の近くへ出ました。
ここから早月山がしっかりと姿を見せてくれました。


優しい形の早月山

一休みして、少し東側から山頂を目指します。
雪は時々ズボ〜と埋まりますが、ツボアシで大丈夫です。


山頂目指して、もう少し

山頂に立っている棒のような標識が見えてきました。


到着!

「洞爺湖が真下だわ〜」カミさんの声につられて駆け登ります。


足下に洞爺湖が、でも生憎の黄砂で対岸も良く見えない

足下に洞爺湖が広がっています。
でも残念ながら黄砂の影響で中の島がやっと見える程度、対岸の有珠山も目を凝らして何とか見えるぐらいです。
「残念だね〜、視界が良ければどんなにか素晴らしい眺めだろに・・・」

山頂の岩に腰を下ろし、霞んだ景色を眺めつつグレープフルーツやゼリーを頂きます。
北側にはルスツの貫別山や竹山が何とか姿を見せていますが、羊蹄山もニセコ連山も見えません。


早月山山頂、後ろは貫別山と竹山

ハイジの家を連想させるのどかな高原風景

西側の展望、本来は昆布岳なども見える筈だが・・・

黄砂で視界が利かず大景観は見られませんでしたが、暖かい山頂でゆったりした一時を過し満足して下山します。

林道を歩くのは面倒だと適当にショートカットしながら雪原を登山道に出会うまで下り、戻りました。


小沢を渡り戻る

早月山はきつい登りもなく牧歌的な優しい雰囲気の山でした。
家族連れやグループで訪れるにはとても良い山だと思います。
ただ、花を楽しむにはどうなのでしょうか?

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