利根別自然休養林(道央) 2007.9.1(土) 晴れ
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岩見沢市にある「利根別自然休養林」は市の中心部から南東へ約3kmの丘陵地帯にあり、岩見沢公園や萩の山スキー場、アヤメ公園、三井グリーンランドとも隣接しています。 面積は約400ヘクタール、林内には「樹林観察コース」「野鳥観察コース」「水と緑と歴史を巡るコース」の三つの遊歩道が整備され、森林浴や歩くスキーのコースとして多くの人達から愛されている所のようです。 "エピローグ" この冬、スキーの先端を木に引っかけ大転倒し左足首を嫌というほど痛めてしまいました、安静にしていると痛みも腫れも引くのですが、それ以降も雪の急斜面や沢の下りでちょっと滑っただけなのに左足首が激しく痛みましたし、そのほかでも足に負荷がかかる度に痛みや腫れが出ました。 素人判断はいけません、キチンと診断を受けることが大切だと再認識です。 |
8月末の診断で、「激しい運動はもっての外だが散歩ぐらいは良いでしょう」と言われ、歩くのなら以前から気になっていた岩見沢の利根別公園を歩いてみようと訪ねてみました。
岩見沢市の主要道路には岩見沢公園や利根別自然林の案内標識が何ヶ所も出ています。標識に従って迷うことも無く大正池の辺にある公園入り口に着きました。
入り口には「利根別原生林ウオーキングセンター」という立派な建物がありましたが、時間が早く開いていません。
利根別自然休養林は初めての上、何も調べて来ていません。
近くにあった案内看板の案内図をカメラに収め、それを頼りに歩くことにしました。
まずは大正池から中央園地への中央線と書かれた道へ入りました。
道は良く手入れされ幅も広く、自然そのままの樹林帯を進みます。
カツラやミズナラ、シナノキ、イタヤカエデ、ハリギリなどの立派な木々が立ち並ぶ気持ち良い遊歩道、只まだ虫が多く虫よけを持ってくるのだったと後悔です。
自然休養林入り口 |
林内は試験の為の人工林も一部ありますが大半は手付かずの原生林、鬱蒼としています。
丘陵の尾根を伝って道が付けられ、緩やかなアップダウンが続きます。
気持の良い樹林帯の中を行く |
しばらく行くと東山池への分岐を分け中央園地へ向かいます。
林内は原生林なのですが、所々オオハンゴンソウが群をなして花を咲かせています。
大変繁殖力の強い外来植物です。今の内に駆除して本来の原生林の姿を保つ努力をして頂きたいと強く感じました。
所々に群生していたオオハンゴンソウ(黄色の花) |
中央園地と呼ばれる所には見晴らしは良くありませんが、屋根付きの休憩所があり、一休みです。
ここから展望園地を経て戻るルートもありますが、ちょっと物足りない気分。
中央支線という道を辿って、見晴らしが丘に向かってみます。
中央園地の休憩所 |
この辺りから道は細くなり、山道のよう。
東に向かって緩やかな上り道を相変らずの深い森の中を進みます。
森の中をゆっくりと進む |
30分ほど歩くと左側が急に開け、視界が広がりました。
どこかで見たような景色だと思ったら、萩の山スキー場の直ぐ上です。
ここが休養林の東の端、やっと位置関係が判ったような気分です。
ここにも展望休憩所が建っていて、景色を眺めながら休憩です。
見晴らしが丘からの展望、下は萩の山スキー場 |
黄金色に染まった稲穂の田んぼが広がる田園風景、遠くには夕張岳と芦別岳、なかなかの景観です。
ここから休養林の南端へ向かって歩きます。陽が正面から当たって暑い、汗がじっとり。
散歩程度のつもりですから、水も二人で500ミリリットルしか持っていません。
チビチビ分け合って喉をいやします。
「かしわの森」と言う所には八十八箇所霊場と称して小さな仏様が沢山お祭りされています。
余裕があれば私達もお参りしたかったのですが、暑さで少々バテ気味。次回に譲って素通りさせてもらいました。
ここから展望園地へは沢へ下りたり登り返したりのかなりのアップダウンが連続します、「これでは山歩きだね」と汗を拭きます。
歩き出してから約3時間少々疲れ気味になりながら、金志池を経て大正池に戻ってきました。
予想外に歩きがいがあった、休養林の散策でした。
戻ってきた大正池 |
利根別自然休養林、思っていた以上に良い所でした。
夏の時期も良いですが、冬のスノーシューや歩くスキーも楽しいのではないでしょうか?
確かめもせず、あてずっぽうに歩いたせいか、結局約10km程も歩いてしまいました。
散歩程度と言われていたのにやり過ぎてしまったようで、お医者さんには内緒です。
お腹も空きました、行列のできるラーメン屋さんでネギ味噌チャーシューを啜って帰路につきました。