道央 2008.4.29(火) 曇りのち晴れ
2008年の北海道に於ける初山である。
1〜2月は足首のリハビリ、3〜4月は四国歩き遍路旅と山に足を向ける余裕はなかった。
GW前半、南日高のピリカヌプリに山仲間のTYさんと行く予定をたて楽しみにしていたのだが、今年は例年にない雪不足で野塚トンネルから相当の薮漕ぎを覚悟しなければならず、やむなく断念し来年に持ち越した。
夢は胸の中で長く暖めた方が実現できた時の喜びは大きいものだと自分で自分を慰める。
TYさん来年こそよろしくね。
という訳で、東京在住で支笏湖周辺の山はあまり登った事がないと言うTYさんをお誘いして風不死岳を訪れる事にした。
同じく山仲間で千歳在住のHYさんもご一緒して下さる事になった。
折角だからとHYさんと相談、風不死岳北尾根から樽前山へ縦走しTYさんをもてなす事にした。
車一台を閉鎖中の樽前山道路の入り口にデポし、北尾根登山口に向かう。
8時に出発、一年振りの風不死岳北尾根はいつも通り緩む事のない淡々とした登りで出迎えてくれた。
5合目まで登っても雪がない、支笏湖周辺でも雪は大分少なかったようだ。
7合目近くから雪が出始め、繋ぎながら登って行く。
曇っている上視界が悪く、折角の支笏湖の景観も期待はずれで残念だ。
やっと雪が
コース左側の大沢も例年に比し雪が詰まっていないように見えた。
9合目付近で初登頂のTYさんに先頭を歩いてもらう。
若い上に日高でならした実力の持ち主、あっという間に離されてしまう。
10時前に風不死岳山頂に到着、お天気も回復して来たようだ。
やや霞んでいるが樽前山、支笏湖が歓迎してくれている。
風不死岳山頂で、TYさん
おやつを口にしながらのんびり雑談、山仲間とのまったりした時間が過ぎてゆく。
風不死岳山頂
HYさんの豊富な話題と軽妙な語らいが笑いを誘う。
ホロホロ山と白老岳(右)
大休止をして、予定通り樽前山に向けて歩き出す。
途中の鎖場に雪が付いていたら嫌らしいと思っていたが、全く無く無事通過。
ほら! あすこが・・・
932m峰(ペウレ)に立ち寄って、樽前山へ。
例年より極端に雪が少なく夏道状態の稜線を歩いていると、ボーダー達が細く繋がっている谷筋を探して楽しんでいる。
良くやるな〜! と感心。
TYさん(左)とHYさん
7合目ヒュッテからおしゃべりしながら下り、車をデポしてある5合目へは午後1時過ぎに着いた。
今回は若い体力盛りの方と久しぶりにご一緒した、さすがに体力差は如何ともしがたくそのレベルの差を認識させられた。
今更体力の向上など望むべくもない、出来る限り維持できるよう日頃から鍛錬しなければと秘かに思った。
そういう意味でも良い経験であり、良い登山であった。
TYさん、ありがとう。
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