安平山(あんぺいざん) (166m)

道央  2010.2.14(日) 晴れ

 

安平山
安平山山頂からの安平町の町並み

 


 

2010.2.14(日)
安平スキー場 0950
南側見晴し台 1015〜1035
安平山山頂 1125〜1145
安平スキー場 1200

安平山

安平山(あんぺいざん)は千歳市と安平町(あびらちょう)の境にある標高150m前後の丘陵にある。
安平スキー場が登山口(標高50m)で何本かの遊歩道が延びており、地元の人達の格好の散策の場となっているようだ。

私たちも手軽な散策、スノーハイクの場として昨年来何度か訪れている。

 

バンクーバー・オリンピック

2/13(土)からバンクーバー・オリンピックが始まった、参加の選手には何年もの努力の成果を遺憾なく発揮してもらいたいと心から思う。
昨日は夜遅くまで開会式の様子を見ていて2/14(日)は寝坊してしまった。
目覚めるとすでに燦々と陽が輝き、山々が誘っているようなお天気であるが、遠出するには時すでに遅しである。

それならと車で20分ほどで行ける安平山で遊ぶ事に急遽決定である。
昨日、千歳では約20cmの降雪があり雪かきに汗をかかされたのだが、隣町の安平町は降っていなかったらしく道路は乾いている。面白い物だ。

 

気持ちが良いな〜!

安平スキー場は日曜日とあって家族連れなどかなりの人で賑わっている。
それを横目で眺めながら、スノーシューを履き丘陵の南側へと踏み入って行く。

牧場の脇を通り緩やかに高度を上げて行く。
僅かな高度だが見下ろすと気持ちが開けるようだ。
馬鹿の高登りと言うけれど、人が高い所に行きたがるのが分かる気がする。

牧場
牧場脇から登り始める

稜線まで標高差は僅か100m程だから、のんびりゆっくり登っても15分位だ。
この丘陵は雑木が多く見晴らしは余り利かない。
その代わり、こんな低い丘陵にと思う程、動物の形跡が多い。

ウサギ、狐、イタチなどの足跡が幾つも付いている。
急に走り出しているもの、突然方向を変えているもの、人が付けたトレースの後を歩いているもの、その時の動物達の姿を想像すると面白く、ああだったのではないか、こうしたのではないかと想像して歩くのは何とも楽しく気分の良いものだ。
笑い声が木々にこだまして広がっていく。

木々を縫って
木々を縫ってのんびり歩く

 

見晴し台

安平山から約1.5km南の見晴らしの利く標高155mのコブで一休み。

見晴し台
見晴し台から南東方向を見る

日高山脈や夕張岳は雲で見えなかったけれど、青空のもと広々と広がる景観を見ているだけで気持ちまで伸びやかになるような感じである。

1両だけの列車が玩具のように走って行く。
暖かい日射しを受けコーヒーを飲みながらとりとめの無い話に花が咲く。
良く見ると木々の枝先がほのかに赤くなっている、芽が膨らみ春を待っているのだろう。

 

安平山山頂

ここから稜線を北に辿り、安平山を目指す。
なだらかなアップダウンが続く稜線である。

稜線
なだらかな稜線を行く

雪に覆われている為定かではないが、遊歩道なのか枝道があちこちに走っている。
どこに行くのか興味はあるが何処に出るのか分からないので、真っ直ぐ安平山を目指して歩く。

幾つか小さいピークを越えて少し高い極みを一登りすれば、そこが安平山の山頂であった。
古い石の山頂標石が置いてある。

山頂の石山頂標石

山頂からは先ほどの見晴し台からは見る事の出来なかった安平町の市街地はじめ北〜北東方向の景色が楽しめる。
すぐ下側は安平スキー場の斜面が広がって、スキーヤー達が思い思いに滑っている。

山頂にて山頂にて

スキー場の最上部に設置されている鐘をリフトを降りたスキーヤーが鳴らしている。
澄んだ音が何処までも響いて行くようだ。

スキー場スキー場と安平の町並み

まだ余りおなかも空いていないがせっかく持ってきたのだからと、おにぎりやグレープフルーツを口にする。
風もなく暖かい、スキーの子供達に手を振ったり、写真を撮ったりしながらゆったりした時間を楽しむ。

 

山頂にて

 

晴れ晴れ!

安平山山頂からは適当に斜面を駆け下りれば、スキー場の駐車場はあっという間である。
雪が膝に優しく、トレースを付けながら駆け下りるのは最高の気分である。

降りる
新しいトレースを付けながら・・・

低い小さな山ではあるが、山の中を歩けばやはり気持ちが良い。
ウオーキングで街中を歩くのとは全く違う。気持ちが晴れ晴れする。

山は、自然は、人の心にどんな作用をどのようにして及ぼしているのだろうか?
ともあれ、そんな山の恵みをいつまでも受けて生きていきたいものだと強く思った。

 

オジロワシ歌壇

 

 

・林間を夫のザックは揺れていく春の匂いを探して安平

・カナダからの風感じてか少年ら直滑降で次々に消ゆ

 

 

 

 

 

 

 

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次に続く

 


 

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