東北の山旅

2011.7.13(水)〜7.26(火)

 

月山

 

大震災復興支援

今年3月11日に起きた、東日本大震災と大津波。
未曾有の被害を東北地方にもたらしただけではなく、福島第一原子力発電所の放射能拡散事故は日本中を恐怖の渦に巻き込んだ。

東北の危機を救え!  がんばろう東北!
様々な救援、支援活動が動き出している、日本も捨てたものじゃない。
そんな中、自分は何が出来るだろう?  
そこはかとなく考えていた。

まずは自分の趣味を生かして、一山遊ぶごとに3000円の義援金を積立て、支援に役立ててもらうことにした。
だが実際に東北地方に行って何かお手伝いをするわけではない。

そんな折、東北地方に行って観光でも何でもお金を使うことが復興支援になるのだと言うのを聞いた。
それならば、私にも出来る。

 

鳥海山

 

偲ぶ

震災とは別に今年1月、大学時代の恩師でもあり山の大先輩でもあった先生が101歳で大往生を遂げられた。
恩師は東北出身で東北の山々をこよなく愛され、何度かお供をさせていただいた。

先生を偲びつつ、先生の愛された山々を訪ね歩いてみたい。
そんな思いもある。

 

夕焼け

 

訪れる

良いチャンスかも知れない。
善は急げ!
「梅雨明け十日」は晴れる、との言葉を信じて出かけることにした。

東北の山々は花や自然も豊か、人々の生活や文化・歴史・信仰などが色濃く関わっている。
そんな山を訪ねてみたい。

何としても再訪したい山は、飯豊・朝日、そして鳥海山。
新たにぜひ訪れたいのは、白神岳・焼石岳・神室山である。
その他は天候を見ながら臨機応変に決めることにした。

 

地蔵

 

今年で68歳になる自分は、まだ元気だと思っているが、世間的には立派な老人だ。
人様にご迷惑を掛けないよう注意して行動しよう。

山旅には必然的に車中泊が多くなるが、地震復興支援のためにも、自身の休養のためにも、温泉などにできるだけ泊まることにしたい。

 

軽量化

装備も可能な限り軽量化を図り、負担を少なくするよう努力してみた。

盛夏の登山、まして北海道ではなく本州の山である。
命に関わること以外は徹底的に無駄を排除して軽量化を図ろう。
そう考えて、準備を整えてきた。

まずは防水対策、持っている中で一番薄いシュラフにゴアテックスのカバーをしたまま丸め3リットルのドライパックに収納し着替え一組も同様に、それらを他の濡らしたくない食料などと共に30リットルのドライパックチューブに入れてザックに収納。これでシュラフは少なくとも三重の防水を施したことになる。
その他は濡れても構わないとザックカバーはおろか、余分ものは持たないことにした。

次いで真夏に熱いものを食べる必要はない、コンロ・コッフェル・食器などは持たず、おにぎりやパンで済ませる。アルファ米も水で戻せば良いと割り切る。
野菜類も3日位食べなくても死にはしないから持たない。非常食も1日分のみだ。

カメラだけは愛用の一眼を持つことにしたが、レンズは標準ズーム一本のみ。

靴も山靴はアイゼンの必要な飯豊のみとし、他はトレラン用の軽いものを履くことにした。

その他も徹底的にケチリ、ピッケルや軽アイゼン・2リットルの水を入れても10Kg程度に抑えることが出来た。
ザックも35リットルで十分余裕がある。
軽量化で暑さとも戦おうという気分なのである。

なお、今回から始めてハイドレーション・システムを取り入れてみることにした。


 

 

今回の山旅

日付
山名
コースなど
7/14(木)〜7/15(金) 飯豊連峰 飯豊山荘〜石転び沢〜梅花皮岳〜御西岳〜飯豊山〜ダイグラ尾根〜飯豊山荘
7/17(日)〜7/18(月) 朝日連峰 日暮沢〜龍門山〜寒江山往復〜大朝日岳〜小朝日岳〜古寺山〜日暮沢
7/19(火) 神室山 西ノ又沢コース〜神室山〜パノラマ・コース
7/20(水) 鳥海山 鉾立コース往復
7/21(木) 鳥海山 祓川コース〜鳥海山〜康新道コース
7/22(金) 焼石岳 つぶ沼コース往復
7/23(土) 秋田駒ケ岳 男女岳〜男岳〜大焼砂〜横岳〜焼森〜湯森山〜笹森山

7/24(日)

太平山 旭又コース〜大平山〜宝蔵岳コース
7/25(月) 白神岳 蟶山コース〜白神岳〜二股コース
7/26(火) 岩木山 百沢コース往復

 

 

 

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