恐竜が辺りを睥睨しているかのような赤沼
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赤沼
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赤沼へのアプローチは蔦温泉からと蔦温泉から1Kmほど酸ヶ湯よりのトンネル入り口から、そして蔦温泉から酸ヶ湯よりに2Kmほどにある仙人橋からの3コースがある。
私たちはその中でも楽な仙人橋から訪れてみた。コースは最初の取り付きこそやや急な斜面だが、後は平坦な遊歩道。
片道35分程度の散歩気分で訪れることが出来る。
道は深い森の中を緩やかに登っていく。
まるで緑に染められるような深い森、ここでも時期なのだろう栃の実がパラパラ音を立てて落ちてくる。
カミさんはお友達へのお土産にと可愛い小さな実を選んで拾い集めている。
緑の染まりそうな森を歩く
20分ほどでトンネル方面から来る道と合流する。
雨の後だったせいか所々道がぬかるんでいる、長靴で歩くのが正解かもしれない。枝ぶりの変わった木や幹のコブなどを楽しみながらゆったりと散策を楽しむ。
聞き耳を立てているの?
35分ほど歩くと、ポンと赤沼へ飛び出した。
南八甲田の赤倉岳をバックにさほど大きくない湖面が静かに迎えてくれた。
何の変哲もない静な沼、なのに思わず歓声が上がる。一本の大きな枯れ木がこの小さな沼に表情を、命を与えているのだ。
恐竜のようなこの枯れ木があればこそ
恐竜を思わせる一本の枯れ木。
太古の昔にタイムスリップしたような不思議な感動に包まれる。
自然の造形に見入る
パンと熱いコーヒー、りんごの簡単な昼食を摂りながら、不思議な造形について語り合う。
後何年この赤沼に立ち続け、この沼の象徴となっていくのだろう?広角レンズで後ろ姿を強調してみた。
お尻から失礼!
この枯れ木、全体の印象のみならず横から見ても恐竜が口を開け咆哮しているように見えるから面白い。
赤沼は太古の香り漂う静な沼であった。
遠吠え?
赤沼を散策した後、蔦温泉に戻り整備された遊歩道を歩いて沼巡りを楽しんで酸ヶ湯温泉に向かった。
酸ヶ湯温泉手前に睡蓮沼と書かれた案内標識があり立ち寄ってみる。
道路の駐車帯から僅か数分である。そこからは北八甲田の山々が行儀よく並び小さな沼にその姿を映していた。
何枚かの写真でご紹介しよう。
八甲田大岳
少しづつ木々の紅葉も始まっているようだ
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