八幡平(1613m)

2011.9.28(水)   晴れ

 

八幡平
八幡平からの岩手山

 

2011.9.28(水)
山頂P 0700
八幡平山頂 0730
源太森 0755〜0815
黒谷地 0845
山頂P 0930

八幡平

八幡平は山と言うより高原である。
清らかな高原に木道が整備され湿原や湖沼を縫うように散策することが出来る。
八幡平の魅力は清々しい高原ハイキングにあり、私達も約3時間のハイキングをのんびり楽しむ計画である。

 

温泉天国

八幡平周辺はまさに温泉天国、車で5分も走れば新たな温泉という場所柄である。
そんな一軒に泊り、朝7時には八幡平山頂駐車場へやってきた。
今日も素晴らしい晴天、気温が低いようで道の両側には霜が降りていた。

 

晴れ晴れ

八幡平山頂Pに車を止めて、整備された石畳の道を山頂へ向かう。
日の出の撮影をしていたと思われる人が満足そうな表情で降りてくる。
朝の空気を吸いながらゆっくり歩いて30分で八幡平山頂である。

山頂の展望台から眺める光景は朝の冷えた空気の中で清々しく澄み切り、遠く岩木山がはっきり見えている。
勿論岩手山や秋田駒ヶ岳、八幡平の柔らかい連なりは手に取るような近さだ。

ここからの景観を見て「八幡平って山かい?」などと思っていたことを反省、俄然歩く楽しみが高まってきた。

 

湖沼と草紅葉

縦走コースに入ると直ぐに八幡沼が見え始め、高原らしい穏やかな起伏、深い森、広がる草原と気持ちも晴れ晴れする光景が広がりだす。


ガマ沼分岐から見る八幡沼

沼の畔には陵雲荘という小屋があり泊まっていた人がシュラフを干していた。きっと贅沢な一夜を過ごしたのだろうな。
八幡平のコースは大半が木道で整備されていて歩きやすい、しかも親切なことに木道に刻みが入れられていて滑ることもない。

湿原が草紅葉となり美しく、秋の深まりを感じさせる。

草紅葉
湿原の草紅葉

道端の水たまりに薄氷が張り、木道には霜が降りている。
すでに冬の兆しが訪れはじめているのだ。
草の葉にも霜が降りて真っ白、久しぶりに見る氷の芸術だ。

霜
葉に霜が降り、日差しが出るまで束の間の芸術だ。


極上ハイク

八幡平の縦走路は緩やかなアップダウンを繰り返しながら湿原を横切り、森の中を進んでいく。
源太森・黒谷地と名前が付けられていなければ同じように感じる草原と森の連なりなのだが、何とも気持ちが良い。

高みから見える秋田駒ヶ岳が格好良い。7月に歩いた時のことが鮮やかに思い出される。


秋田駒ヶ岳

黒谷地で時間も丁度良いと引き返すことにした。
同じ道でも歩く方向が違うと別の所のような気がして新鮮だ。

源太森でちょっと記念撮影。

源太森
源太森にて

八幡沼は往路とは違う沼の南側を辿るルートを歩いて山頂Pへと戻り、次の姫神山へと向かった。
八幡平は単なる高原なんだけど・・・と、あまり気乗りがしないままカミさんの腰に配慮して計画に入れた所だったが、とても気持ちの良い清々しい所であった。

人気のある所にはやはりそれなりの訳がある、知りもしないで自分の思い込みだけで判断してはいけないといささか反省した。

 

オジロワシ歌壇

 

 

・草原を走るひかりが風となる
          八幡平の森の静寂

・秋色の十和田・八甲・八幡平・
          我が煩悩も旅にまぎれる

 



 

 

 

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