山寺立石寺

2011.10.3(月)  曇り・晴れ

 

山寺

 

警官総動員

悪天候のため月山登山を断念し山寺へと向かう。車だと鶴岡市から2時間ほどである。
将棋の駒で有名な天童市に入って驚いた。
丁度通学時間帯でPTAの方々が辻々に立って交通指導を行なっている。
ここまでは全国何処の町でも行われているので驚きはしないが、ここ天童市では警察官が通学路の交差点全てに立っているのだ、それも複数の人員で。
ここまでやれば確かに交通事故は減るだろうが警官の動員だけでも大変なことだろう。
行政のやる気なのか、市民の強い要望なのか、いずれにせよ「やれば出来る」と言うことなのだろう。

 

山寺立石寺

通称「山寺」は宝珠山立石寺が正式名称、松尾芭蕉が奥の細道で「閑さや岩に染み入る蝉の声」と詠んだことでも知られる天台宗の寺院である。

案内標識に導かれ狭い道を走り、おみやげ屋さんの駐車場へ半ば強引に引き込まれる。
一律500円のようだ。

拝観料を払って境内に入ると本堂である根本中堂が朝日を浴びて立っていた。


山寺 本堂

 

石段

本堂から山寺の名物とでも言うべき石段が始まり、奥の院まで1015段あるらしい。
昨日歩いた出羽三山神社に比べれば半分以下だが、教訓を生かして今日はしっかりストックを持参した。

石段を登り始めると直ぐに姥堂と言われるお社があり、本来はここで衣服を改め参拝するのだそうだ。


姥堂

石段の両脇には杉林が広がり明るい緑に境内は染められている。
山寺の山は砂岩で出来ているようで、むき出しになった岩には穴が掘られたり経文や仏像らしきものが掘られていて独特な景観を表している。


岩に洞窟や経文などが

見える?

暫く行くと弥陀堂と言う岩に経文や戒名などが書かれていたらしい風化した所に出た。


弥陀堂

阿弥陀如来が見える人には幸運が訪れると言われているのだとか・・・。
勿論、私にもカミさんにも見えなかった。

間もなく仁王門があり、運慶作と言われる立派な仁王様が来る者を睨んでいた。

 

奥の院

後生車と言って卒塔婆に車輪をはめ込んだような板が至るところに積んである。
何だろうと思ったが、供養のため車を回しながらお参りするものらしい。
同じ意味合いか、大きな数珠を回せるようになっているお社もあった。
功徳が得られるのではと何回も回してみた。


功徳がありますように

のんびり上へ上へと登っていると奥の院だ。
大変立派な建物である。
立入禁止になっているようで、下からお参りさせていただいた。


山寺 奥の院

奥の院から先や修行の岩場と呼ばれる断崖は立入禁止で興味津々だったのだが、うかがい知ることもできなかった。

 

五大堂

少し戻ると開山堂と納経堂があり、開山された慈覚大師を祀ってある場所があり、ここがよく山寺のポスターなどになっているところである。


開山堂(右)と納経堂

そして五大堂と呼ばれる大きな建物があり、そこから下界の風景を眺めることが出来るようになっていた。

山寺の岩山には修行僧が篭った洞窟や小さなお堂が幾つもあり、独特の風情を見せている。


裏の山肌に修行僧が篭ったお堂などが見える

 


山寺を参拝して

 

善男善女

お天気も良く、続々と参詣の人がやってくるようになった。
お年寄りが多いせいもあるが、皆さん石段を上がるのが苦しそうだ。
「もう少しですよ。ゆっくり。お気をつけて・・・」

私達もその一員になり、お参りを終えてからは名物の玉こんにゃくを頂いた。


芭蕉さんと

 

オジロワシ歌壇

 

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