安平フットパス

道央   2012.9.24(月)   晴れ


 

水草

 

安平フットパス

安平町の遠浅地区に気軽に散策できるフットパスがあるとの情報を得て行ってみた。
遠浅駅から国道を渡り南に500mほど歩いた所にあるアイリス公園と呼ばれている一帯、森と湿地が入り交じる森の中に3Km・6Kmのコースが作られている。
冬は歩くスキーのコースにもなっているようだ。

コースは草も綺麗に刈られ案内表示も設置されているが、初めてということもあり適当に気の向くまま1時間程度散策してきた。
静かでなかなか良い、里山のフットパスである。
ただ蚊などの虫が多い、楽しむには虫除け対策が必要だと思う。

 

静か、だけど蚊が〜!

位置的には国道からそう遠く離れていないはずなのに車の騒音も聞こえず、静なトレックが楽しめる。
森の中は木漏れ日が差し込み、木々の緑が濃淡に染まり美しい。
秋なのにまるで新緑の森に彷徨い込んだ風情である。

森
木洩れ日の森をのんびりと

落葉でフカフカの道、足に優しく気持ちがいい。
だが、とてもじゃないがのんびりゆったり歩けない。
血に飢えた蚊がしつこく付きまとうのだ、虫除けスプレーなどを持って来なかった私たちは止まることを許されない。許して〜!

里山
落葉が厚く積もったトレイルを行く

 

方向は?

虫を払いつつ追われるようにトレイルを歩く。
木漏れ日の森を鑑賞しつつゆっくり散策したい場所なのに、立ち止まる余裕すらない自分たちが悲しくも可笑しい。

きのこなど秋の気配を感じさせるものもあるのだから、きちんと虫対策をして味わいながら歩きたい所である。

きのこ
こんな風景がいたる所にあるのだが・・・

適当に歩いていたらコース表示が見えなくなった。
多分見落としてコース外の道に入ってしまったのだろう。
戻れば良いとは思いながら小さな森だし山勘で歩いても大丈夫と、大体の地形と太陽で判断しながら道を選んでいく。
今回はGPSを持って来なかったので歩いたルートを正しく表示できないが、次回はきちんとトレースしてお目にかけたいと思う。

 

小さな池

しばらくすると湿地帯に。送電線もそばを通っている。
湿地の脇の道を北へ向かうと小さな池と言うか水溜りが点在している。
淀んだ水面に浮き草が広がり、光があたって黄緑色に美しい。

浮き草
水溜りの浮き草が輝いている

水草の上に落ちている葉が紅葉していたらさぞかし絵になったろうと思いながらシャッターを切る。

やがて池に出た。小さな東屋があり久しぶりの人工物、ちょっぴりホッとする。

池
小さな池に出た

水面には落葉と藻が浮かび緑のフイルターを掛けたよう、手入れされた池では見られないちょっと変わった風情を見せていた。

水面
自然の池ならではの風情なのか

池のそばにはしめ縄を張った大きな木が立っている。
ドロノキのようだが何なのだろう?
ご神木っぽいけれどそれらしい雰囲気はない、意味不明だけども立派な木ではあった。

ご神木
しめ縄が張られたドロノキの大木

そこから100mほど歩くとフットパスの入り口へと戻る、蚊の攻撃も終了してホッとした。

すでに9月も終りに近いのに、安平フットパスの森はまるで夏の様相。
それだけ今年の気象は異常だったと言うことか?
今回は蚊の軍団に責められゆっくり散策出来なかったし、準備不足でよく分からぬまま歩いただけだったが、次回はしっかり準備してゆっくり楽しみたいと思えたトレイル・ルートである。

ちなみに今回のトレイルで秋の気配を感じさせてくれたものから一つ。

赤い実
コウライテンナンショウの実

 

 

 

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