秋風
9月に入ると北国は急に涼しくなってきた。
秋風が立ち、涼しいというより感覚的には寒い位の気温。
布団やシーツも肌触りの暖かいものに変えたし、シャツも半袖から長袖のものに変わった。中旬になると北海道の屋根である大雪から紅葉のニュースが飛び込んできた。
見に行きたいのは山々だけど、今年は膝のリハビリに専念するため諦めざるを得ない。そんな折にレンゲショウマやキレンゲショウマが満開との情報。
早速出かけてみることにした。
場所は滝野すずらん丘陵公園。公園の木々は紅葉の前準備で葉の色を脱色し始めており、一見新緑のような気配を感じさせている。
何度も見上げなから「綺麗だね〜」と何度もつぶやく。
新緑もどきの木々の美しさ
レンゲショウマ (蓮華升麻 )
ショウマンゲショウマは、すずらん公園の「平成の森」に咲いていた。
無料開放されていた駐車場に車を停め、歩いてすぐの林の中。レンゲショウマ
時期が少し遅かったのか痛み加減の花が多かった。
写真のモデルさんを探しながらゆっくり鑑賞。
レンゲショウマ
うつ向いて咲く花なので花芯を入れて撮ろうとすると、かなり無理な姿勢が要求される。
その上マクロだからピント合わせが甚だ微妙。
「イヤ〜、苦しい!」
立ち上がるとシャツにもズボンにもひっつき虫の実がびっしり、カミさんが笑いながら取ってくれる。
レンゲショウマ
レンゲショウマは蓮華升麻と表記され、花が蓮に 葉がサラシナショウマに似ていることから名付けられたそうで、キンポウゲ科レンゲショウマ属。
萼が花を包み込むように広がっていて、一見すると二段構えに花弁があるように感じられる。下向きに風に揺られている姿は可憐で優しいイメージだ。
キレンゲショウマ (黄蓮華升麻 )
キレンゲショウマはすずらん公園の「花人のかくれ家」付近に咲いていた。
キレンゲショウマ
こちらも盛りは過ぎ、痛み加減の花が多かった。
同じレンゲショウマの仲間だと思っていたのだが、共通点は下向きに咲くことだけ。
花の姿形も雰囲気も大きく異なっている。何故だろう? 面白いね。などと話しつつカメラを向け、初めて見る花を楽しむ。
キレンゲショウマ
家に戻ってから調べてみると、キレンゲショウマはユキノシタ科キレンゲショウマ属でレンゲショウマとは全く異なった花なのだそうだ。
それなら何故、黄蓮華升麻などという名をつけたのか益々不思議になる。
キレンゲショウマ
秋の代名詞
秋の花といえば何と言ってもコスモス。
公園内の主役もコスモスで色とりどりのコスモスが咲き誇り、多くの人達が楽しんでいる。
その中に女性の写真愛好者が多いことに驚く。
人数だけでなく、皆さん一眼レフのカメラに大きな望遠レンズを付け、態度もいっぱしのカメラマン。
コスモス
小さなコンデジで撮っている私など素人扱い。
人気の場所は遠慮して隅のほうで一枚パチリ。コスモス
最近のコスモスは種類が多く、チョコレート色や濃いオレンジ、形が独特のものと、一見するとコスモスとは思えない花も多い。
でも私などはやはり昔からのコスモスが一番馴染んで愛おしい。
馴染んでいる昔ながらのコスモスが好き
そんな艶やかさを競い合うコスモスを背景に、もう競い合う柄ではありませんが記念の一枚。
綺麗だよ・・・、どちらも
見事な花畑の様子を・・・雰囲気だけですが
広がるコスモス畑
こちらは黄色のコスモス
黄色のコスモス
ハーブ園
すずらん公園に来た時には、必ず立ち寄るハーブ園。
触ると匂いが香り立ち、とても良い気分にひたることが出来る。今回も知らないハーブがいくつも咲いていた。
花だけですが、どうぞ。
とても良い香りだった
黒に近いチョコレート色のハーブの花
植え方が参考になるわ・・・
百日草もハーブなの?
庭の花
我家の庭にも秋の花が僅かだが咲いている。
シュウメイギクもその一つ。八重のものと一重のものがあり、どちらもそれなりに美しい。
清純さでは一重、八重は大人の雰囲気かな?
シュウメイギク(八重 )
シュウメイギク (八重 )
シュウメイギク (一重 )
シュウメイギク (一重 )
濃い霧に包まれた朝、陽が射すと花についた露がキラキラと輝きとても美しい。
そんな情景を撮ってみた。
朝露を纏ったガウラ
朝露とデナリア
頑張り屋さんの蜘蛛がしっかりした罠を何重にも掛けている。
蜘蛛にも頑張り屋さんが居るとは・・・、虫にも個性があるのだな〜。
しっかり何重にも張られた蜘蛛の巣
オジロワシ歌壇
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