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事後処理
今日はまず昨日の大失敗の処理を確実に行わなければならない。
佐渡の宿泊予約をしていた宿に朝の忙しい時間帯を外して連絡を取り再度お詫びをして、今回の佐渡訪問は取りやめにしたことを申し上げる。
そして、宿泊のキャンセル料を支払うことで納得いただいた。これで宿、船会社、レンタカー会社には連絡済み。それぞれ了解をいただけた。
あと、連絡をしなければならない所、忘れている所が無いか、再度点検。大丈夫な筈だ。
兎にも角にも一つの失敗が多くの関係者の方にご迷惑をかけ、こちらも精神的にかなりのダメージを受けるということを改めて実感。
反省すること、頻りである。
泊まった道の駅「ふるさと館」には、アピール館とバザール館があり、アピール館は新潟県の歴史や生活の変遷などを映画や写真などで紹介している。
思わぬ失敗で変に高ぶっている気持ちを抑えようと、それらを見学する。
無料なのに、見る価値がある観光客には親切で優しい施設なのであった。
大正時代の新潟の生活風景
同じく大正時代の労働作業
家事
子供の遊び (かまくら)
ヒメサユリ
道の駅のアピール館では新潟県の産業の紹介もあり、燕市の展示を見ていた。
すると、係のお嬢さんから燕市の高城という所にヒメサユリが咲いているとの情報を頂いた。そんなに遠くは無い、行ってみよう。
燕三条から南東へ約10Kmの所、カーナビに概ねの場所を入力し向かってみる。
目的地に近づくと、所々にヒメサユリの案内表示や旗が出ている。
この地域では、ヒメサユリが観光資源になっているようなのだ。高城城跡のヒメサユリはかなり有名らしく、村人が駐車場への案内や花の咲いている場所の説明をしてくれる。ありがたい。
袴腰山(526m)の中腹に高城城跡があり、登山道にヒメサユリが咲き出しているとのこと。
訪れている方たちは、袴腰山に登るのか登山スタイルの人が多い。
私たちも、足元を固め歩き出す。雑木林を行く道、さして厳しい登りは無いけれど立派な登山道ではある。
概ね30分も歩いた緩やかな坂道に薄いピンクがポツンと見えた。
ヒメサユリ清純な薄いピンクの花がやや下向きに花をつけている。
自然に咲くヒメサユリを初めて見るカミさんは、微笑みながらじっと見入っている。
ヒメサユリ一本の茎に幾つもの花を付けたものもあれば、一つの花を大事に守っているのもある。
ヒメサユリに似合うのは、一輪の花かな。
高城城跡で咲いている花は全体の3〜4割程度、全体の花数がとても多いから鑑賞するには丁度良い。
しかも咲いている花は全てがまさに旬の花、清楚で美しい。色の薄い花は上品に、色の濃い花は美人に見える。
手前の一輪だけの方が良い雰囲気に・・・
開けた場所に出てきた。
すると前方に雪山が、登山グループのリーダーに聞いてみる。
「守門岳」と言う答えが返ってきた。花の山「守門岳」、初めてその山容を眺める。
だとすると左後ろに頭を出しているのは、浅草岳か?
共に、花の山として名を馳せている名山である。
守門岳とヒメサユリお菓子を食べ、水で喉を潤し、しばし休憩。
この日も暑く、ヒメサユリに会えないなら山登りは遠慮したい気温である。カール地形を持つ守門岳を眺め、ヒメサユリを愛でながら夏山気分を味わった。
ヒメサユリ
休憩地点から先にも咲いているそうだが、この付近が今は一番という話を聞いて、私たちはここまで。
汗をかかないよう、ゆっくり下山した。
ヒメサユリ
村上へ
夢さゆりに出会えたことを喜び、今回に旅の最後にまだ行ったことの無い「村上市」を訪れることにした。
燕市から高速に乗り、一路村上へ。
異常に暑い、山を歩いて疲れていたせいもあるのだろう、村上までやけに遠く感じられた。休み休み、眠気を払いのけ、夕方に朝日にある道の駅「みどりの里」へ。
ここも温泉付きの道の駅。
ゆっくり温泉を楽しみ、大相撲を楽しんで過ごした。