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遍路22日目

(竜串、叶崎、月山神社、姫の井、大月、39番延光寺、宿毛)

石像

 

遍路22日目
2008.3.26(水) 晴れ

0400 民宿「竜串苑」
0455 片粕トンネル
0545〜0555 叶崎
0700 大浦分岐
0745〜0810 月山神社
0840 赤泊浜
0935〜0945 姫の井
10400〜1100

大月 道の駅

1445〜1520 宿毛駅
1550〜1615 39番 延光寺
1805 BH秋沢
   
今日の歩区距離
79,669歩
47.2km
総歩行距離
974,917歩
621.4km

超早立ち

当初の予定では3日間を予定していた足摺岬から宿毛までの間を、覚悟の強行軍で2日で頑張るとした今日は2日目である。
3時前に起き、まだ真っ暗な4時には宿を出発。
幸い月明かりで道は良く判る。
多少アップダウンはあるものの基本的には海沿いの平坦な道。
約1時間歩くと片粕トンネル初め3本のトンネルを通過、幸い歩道があり早朝のことで車の往来も全く無いが、それでもトンネルを歩くのは気持ちのいいものではない。

叶崎には6時前に到着、小才角という所を通ってから30分、321号線から別れ月山神社への道へ入る。
少し明るくなった来た大浦の遍路小屋で小休止。

大浦の日の出
大浦付近の海岸

ここから小さな岬を乗り越え月山神社へ向かう。
細い山道には落椿の花が道を赤く染めている。

 

椿が落ち赤く染まった道椿の散る道

一丁ごとに丁石が置かれていて、近くの小学生が書いてくれた「おへんろさん、がんばって」の札が幾つもぶら下がっていて微笑ましい。

がんばれ札がんばれ札

朝の静かな山道、結構な登りもあったが汗をかきつつ気持ちが良い。

急な登りも急な登り

 

月山神社

岬の半島を横断し西側に下ってくると月山神社は間もなくであった。
神社は思ったより小さくこじんまりしているが神社のみならず横には大師堂もあり、かってはお寺であったような気配を残していた。

月山神社月山神社

神式のお参りをしお印を頂こうと思ったが社務所には誰もいない。
神社のお隣に建っている「月守さん」宅の呼び鈴を押す。
すぐに神主さんが現れ、実に丁寧にお印を書いて頂いた。
まさにお人柄を表しているような書体でありがたく頂いた。

その後、ご神体の「霊石 月光石」を眺めさせて頂く。
神社の真後ろの岩場の高さ20m程にある、三日月型の石であった。
近くでしっかり礼拝させて頂いた。

 

霊石「月光石」霊石 月光石

月山神社からは、遍路道を歩き美しい赤泊の浜、ゴロゴロ石の浜を渡って県道に上がった。

 

赤泊の海岸赤泊の浜付近

赤泊の集落を通り細い山道を歩いて姫の井で再び321号線に合流した。
姫の井のお店でジュースを買う、店番をしていた90歳になるというおばあさん、娘の頃に歩きお遍路をしたことがあると言う。
そして「お大師様はお偉い方です。千年も経っているのに沢山の人を四国へ連れて来て下さる」と、その通りだなと私も思った。

 

ひたすら・・・

姫の井からは県道をひたすら歩くのみだ。
多少のアップダウンはあるが、全体的には緩い下りで助かる。
道の駅「大月」には遍路小屋も併設されていたが、道の駅で休憩。
この付近には日本ミツバチの巣箱があちこちに置かれていた、色々な形のものがあり面白い。

ミツバチの巣箱ミツバチの巣箱

小筑紫町で福良川という大きく奇麗な川を渡り、海辺に出た。
後はやや退屈な道を励まし合いながら宿毛を目指す。
所々、廃屋が放置され厳しい農家の一面を見る思いがした。

廃屋古い壊れかかった納屋

松田川を渡ると宿毛市街、時間は午後3時前だ。
よく頑張った、これで約40km歩いたことになる。
昨日は40km歩かずに疲労困憊だったが、今日は後半下り坂が多かった為か二人とも口もきけない程疲れてはいない。

宿毛の海宿毛の海

歩いているうちに私の頭にある事が閃いた。
もしかしたら悪の妄想だったのかも知れないが「まだ3時前、宿毛から片道タクシーかバスを使えば延光寺を打てるかも。そうすれば明日からの行動が楽になる・・・」しかも片道ではあるが、道そのものはきちんと歩いた事になると。
早速カミさんにこの案を提案、さほど疲れていないようであっさりOKである。

宿毛の裏山桜が咲き出している宿毛の裏山

駅に直行し調べると、タイミング良くバスがある。
これ幸いと駅で休んでからバスに乗り、寺山口まで、延光寺には4時前に着く事が出来た。

延光寺への遍路道延光寺へ

 

延光寺は小さな山に建っている小ぶりのお寺だが見るべきものは多く中身の濃いお寺の印象であった。

延光寺延光寺

 

海亀が鐘を背負って竜宮城からやって来たと言う伝説もあるそうだ。

鐘を背負った海亀鐘を背負った亀

 

 

座禅像印象に残った座禅像

帰りは勿論歩きである。
山門を出た所と民宿がある所から西へ、遍路道らしい道が延びていたが標識が無い。
間違えたらただでさえ疲れているのだから大変な事になると、車道を通り国道を忠実に歩く。
幸い、この道も宿毛までずっと下り坂でそう疲れる事なく、宿毛まで戻る事が出来ラッキーであった。

結局今日は47.2kmも歩いた事になり、これまでの最高記録である、よく頑張ったと思う。
しかし、やはり無理をするのもではないと痛感する出来事が・・・。
カミさんは右足親指外側の外反母趾の所がテーピングテープで保護していたに関わらず赤く腫れ上がり痛みが出たし、私は左膝にズキズキする痛みが連続的に現れた。
歩けない程ではないが、明日からはいつものペースに戻し大事な足をケアしながら歩かなければと思った。

今日の宿は宿毛のBH秋沢、広く快適で従業員も親切、良いホテルだと感じたが疲れていて十分に利用するまでもなく、ベットに直行であった。

頑張ったお陰で今日で高知県、修行の道場の札所を全てお参りした事になる。
明日からはいよいよ愛媛県、菩提の道場である。

 

 

番外、月山神社は山あいにひっそりとあった。
早朝にもかかわらず気持ち良く御朱印に応じて、一文字、一文字丁寧に書いて下さった。
どこも同じだろうに、墨の香が漂うようで思わず捧げ持ち、顔を近づけてしまった。
「ご夫婦で歩くのは良い、話し相手があると淋しくない。気をつけて行きなさい」とおっしゃる。
暖かな対応に足取り軽く、口も滑らかな朝となった。

 

菜の風に 地蔵寄り添う 延光寺

 

幾重にも 重なる岬 歩き継ぎ
     海辺の宿で 靴下を脱ぐ

 

 

 

 

 

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