散歩道の花

道央　　　2015.4.25(土)〜27(月)　　　晴れ

北こぶし
キタコブシの大木が青空に映えている

リハビリ

３月から許された膝のリハビリ、４月に入っても地道にサボること無く続けている。
ひたすらコツコツ続けるしか道はないのだが、画期的な改善など期待できない。
それでも1000歩から始めたリハビリも、ゆっくりなら7・8000歩位は休まず歩けるようになってきた。

まだ山歩きはとても無理だが、コースを公園や林、小川沿い、湿地など変化を持たせて頑張る。
最初は膝が傷まないよう歩くだけで精一杯だったのが、周囲に目が行くようになり、今は春の花たちを眺めながら歩くのが楽しみになってきた。

今回はそんなリハビリの最中に見つけた身近な春の花たちをご紹介しよう。

林の春

林の中はアスファルトの道とは違いフカフカしていて膝に優しく気持ちも良い。
不安定な足場に注意して林の中を行けば、キタコブシが花を付け白く浮き出している。
桜と共演すれば白とピンクで美しく目立つのだが、今年の桜はまだつぼみ。

私のお気に入りのキタコブシの大木に会いに行くと、均整のとれた樹形いっぱいに花を付け青空に映えている。
花も咲き出したばかりで清楚な姿を保っている。

キタコブシの花

目を足元に向けると、フクジュソウはすでに終わっていてその代わりヒメイチゲがあちこちで可憐な姿を見せ始めている。
小さな花だが、群生するとなかなかのものだ。

咲き出したヒメイチゲ

木漏れ日の差し込む林の中は風もなく暖かい、樹の根元にまとわり付くように咲いているヒメイチゲを眺めていると眠くなってくる。

陽だまりの中で花を枕にお昼寝を・・・

のんびり林を歩いていると、花ではないが山菜として人気の高い「アズキナ」別名「ユキザサ」がニョッキリ立ち上がっている。
柔らかそうで見るからに美味しそう。

アズキナ
太く柔らかそうで美味しそう

もうすぐ雑木林にはイチヤクソウやササバギンランなどが目を楽しませてくれるはず。
時々はその様子を見に来よう。

湿地の春

日を変えて然程大きくない湿原に行ってみる。
以外なことに、もう終わっているだろうと思っていたミズバショウがまだまだ見頃。
嬉しい誤算だ。

まだまだ見頃だったミズバショウ

１０日ほど前、日高の判官館では終わっていたのに千歳は気温が低かったのだろうか？
ともあれ待っていてくれた花達に感謝を込めてじっくり鑑賞する。

大写しの表情をと花に見とれていたら、靴が泥の中へ・・・。
冷たいと気づいた時にはもう遅かった！　カミさんに叱られる・・・。

光を浴びて輝くミズバショウ

靴の泥をかき出していると、傍らでネコノメソウ達が笑っているようだった。

ネコノメソウ

庭の春

散歩の途中、ご近所の庭に咲く花々を見物するのも楽しいものだ。
園芸種の花が圧倒的に多いが、色とりどりで皆美しく飽きさせない。

中には山野草がお好きと見え、私の興味を引くお庭も幾つか。
そんなお庭の一つにオキナグサが産毛を一杯つけて芽吹いているのを見つけた。
モジャモジャの柔らかそうな毛を輝かせ顔をのぞかせている新芽。
なんとも可愛らしい、一枚撮らせていただいた。

オキナグサの芽生え

良く見るとすぐ傍に白のオキナグサが花を付けている。
こちらも一枚。柔らかい表情に撮れるかな？

白花のオキナグサ

違うお宅ではサクラソウが咲き出していた。
私の家のサクラソウも小さな芽を沢山出しているが、花はまだ先だ。
日当たりが違うのかも。

サクラソウ

チオノドクサはかなりのお庭で咲いている。
この花も私は結構好きなのだ。

チオノドクサ

一方、我家の庭でも園芸種に混じって山野草が植えられおり、幾つか花を付けている。

その中から、ど根性花２つをご紹介。
まずは花壇の境に置いたアワビの貝殻の小さな穴から芽吹いて花を付けたのがこれ。

アワビの貝殻の穴から花を咲かせた、ど根性花

もう一つは庭石に落ちた種が発芽して花を咲かせたツツジ
高さ10Cmにも満たないのだが、見事花を咲かせた。

庭石から発芽して花を付けた、ど根性ツツジ

そして最後は少し珍しい花。
カミさんが昨秋、友人から頂いた「タツタソウ(竜田草)」
山野草だというが、見たこともない花だ。

タツタソウ

アップでもう一枚

タツタソウ

もう一つは、やはりカミさんが山好きの知り合いを通じて育てていた友人から頂いた花で名前が分からない花。
葉に特徴があり、花も小型の睡蓮のような美しい花なのだが、図鑑を見ても分からない。

葉が特徴的で美しい花

どなたかお分かりの方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えて下さい。

花は直径2.5〜3Cm位で睡蓮の花に似ている

そして花の全体像は

全体像